(トップ画像はあみまさんよりご提供頂きました。)
私が2017年の春から投句している松山の俳句サイト「俳句ポスト365」。
二週間後ごとに〆切があり、出されているお題の季語(「兼題」と言います)が入った句を投句するのですが……
ちょうど昨日(2019/1/23 24:00)がこの〆切でした。そして兼題は「菠薐草」。この漢字には馴染みはないのですが、「ほうれん草」の事です。まあ、この兼題で俳句を詠みやすいかどうかは人それぞれだと思うのですが、少なくとも「ほうれん草」を知らない人はいないと思います。
ところが次の兼題がちょっと難しい。
「ていれぎ」
なんだか分かりますか?サイトの説明文を見ると
アブラナ科の多年草。「ていれぎ」は愛媛県松山地方での呼び名で、正式名称は「大葉種漬花」。清流のほとりなどに生え、辛みのある若芽は刺身のつまなどにされる。3~5月頃、茎の頂に白い十字状の花が咲く。
とあるのですが、刺身にこんな名前のものがついてるのを見た事がない。
って事で調べてみました。
何々、説明に「松山地方での呼び名」とあるのに、いきなりブログのタイトルが「松山の人が知らない……」って (^^;
読んでみると松山東高校の放送部の子らがていれぎについて調べていたとか。調べてるって事はまさに「知らなかった」「知ってる人が少なかった」って事だよねえ。あっ、因みに松山東は松山の進学校です。正岡子規や高浜虚子もこの学校(の前身)の卒業です。
更に読んでいくと古い記事へのリンクが!
このブログ、「えひめ野菜果物研究室」というタイトルで愛媛のシニア野菜ソムリエで食財ジャーナリストの方が書かれているのですが、この方もこの記事の時(2007年)まで知らなかったそうです。そして松山あたりの「高級料亭」などで使われると Orz
うーん、これは中々の難問ですね。更にこれまでどう詠まれてきたのかと思って、私が持っている大歳時記を見ても例句が一つしか載ってない (ToT
と思ったらこのブログの中で正岡子規の俳句が一句紹介されていました。ありがとう!!!
秋風や高井のていれぎ三津の鯛 正岡子規
って、めっちゃ季重なりやん!まるで「目には青葉山ほととぎす初鰹」かのよう。さて、次の〆切まで二週間。どんな俳句が詠めるのか!?
コメント
コメント一覧 (2件)
洒落さん、こんにちは!
「ていれぎ」の情報有難うございます!!
リンクをたどり、複数ページに渡る「ていれぎ話」読ませて頂きました♪
地元でも希少なのですね。色鮮やかでとっても美味しそう~~~。
私なりにイメージを膨らませてみます、ご紹介有難うございました!!!
コメントありがとうございます。
掲示板の方にも書きましたが、Twitterの方にも「ていれぎ」情報があがってます。
あみまさん&めぐみの樹さんが、松山の川に実際生えているのを撮影して動画や写真をアップしてくださっていたり。
是非、そちらもチェックしてみてください。